2013年作品 116分
原題:Escape Plan
ジャンル:アクション
製作国:アメリカ
監督:ミカエル・ハフストローム(1408号室)
出演
シルヴェスター・スタローン(ロッキー、エクスペンダブルズ)
アーノルド・シュワルツェネッガー(ターミネーター、サボタージュ)
ジム・カヴィーゼル(オーロラの彼方へ)
カーティス・ジャクソン(ザ・アウトロー)
ヴィンセント・ドノフリオ(ジュラシック・ワールド)
他
あらすじ
アクション界の2大レジェンド、シルヴェスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの豪華共演で贈るサスペンス・アクション。自ら作り上げた難攻不落の最新鋭監獄要塞に何者かの陰謀で投獄されたセキュリティの世界的権威が、獄中で出会った謎の男の助けを借り、一世一代の脱獄計画に挑む姿を描く。監督は「1408号室」「ザ・ライト -エクソシストの真実-」のミカエル・ハフストローム。
脱獄のスペシャリスト、レイ・ブレスリンは、自ら囚人として刑務所に潜入し、様々な手段で脱獄しては警備の弱点を指摘するセキュリティ・コンサルタントの第一人者。ある日、そんな彼のもとにCIAから民間の極秘刑務所を調べるための脱獄依頼が舞い込む。しかしそれは、彼を陥れる罠だった。ブレスリンがぶち込まれた刑務所は、彼の指南書をもとに設計された“墓場”の異名を持つ難攻不落の超ハイテク監獄要塞だった。いよいよ窮地に陥ったかに思われたブレスリンだったが、そんな彼に“墓場”の囚人たちを束ねる屈強な男ロットマイヤーが近づいてきた。
<allcinema>
オススメ度★★★☆
どうも、クラウンです。
シルヴェスター・スタローン主演最新作『大脱出2』がこの週末に日本でも公開しました。
2ということは1がある!!
ということで、劇場鑑賞以来5年ぶりぐらいに久しぶりに本棚から引っ張り出してきました。
スタローン×シュワルツェネッガーの夢の2大スター共演作、『大脱出』の感想です(・∀・)
2大スターのもとに集う豪華キャストたち
スタローンとシュワルツェネッガーの最強タッグの陰に隠れてしまっている感はあるのですが、
この作品は非常に共演陣が豪華な作品でした。
冷酷な監守役にジム・カヴィーゼルのほか、カーティス・ジャクソン、ヴィンセント・ドノフリオ、サム・ニール、エイミー・ライアンなどなど。
ええんか?そんな豪華なキャスト陣使ってお金大丈夫なんか?と、観てるこっちが不安になりそうな勢いですが、2大スター共演作ということでこれぐらい脇も豪華にしておかないとね!という意気込みを感じます。
おかげさまでB級っぽさが残りそうな内容ながらも大作感を漂わせてくれる要因となっています。
まあ、スタローン&シュワルツェネッガーのW主演ってだけで大作は大作なのだけれど。
エクスペンダブルでも共演していますが、あっちはこの二人以外にも厳つくて暑苦しい面々が勢ぞろいでしたからね(褒めてる)
それに比べればこっちはこの二人を本気出してカッコよく描き切ってやろうという意気込みが伝わってきます。
こんな話聞いてない!!冷徹な所長にいたぶられるアクションスターたち
今作でスタローンが演じるのは脱獄の達人レイ・ブレスリン。
彼の手にかかれば脱獄できない刑務所なんてない!!
そんなレイ・ブレスリンが収監された謎の刑務所は様子がおかしい。
緊急用の暗号を使っても脱出できない!
そもそも聞いては話と違う!!協力的な所長なんていない!
いるのは冷酷な独裁所長のホブスだけ!!!
ホブスと聞くとワイルド・スピードの筋肉スキンヘッドを思い出しますが、この映画でのホブス所長役はジム・カヴィーゼルでした。
スタローン相手に引けを取らない存在感です。
こないだ『オーロラの彼方へ』を観ましたが、あっちの親子愛の感動を描いていたジム・カヴィーゼルとの振れ幅がすごいですね。
あ、この人だめだ。話通じないやつだ…と、あきらめモードになっちゃうやつです。
聞いてた話と違うし所長はやべえ奴だし、これ本当に脱獄できないんじゃ…
そんな時に現れたスーパーヒーロー…じゃなくてこちらも囚人のロットマイヤー。
演じるのはシュワルツェネッガーですね。
しびれますねぇ~2大アクションスター共演ですもんね~(・∀・)
でも、この映画の二人は筋肉ですべてを解決する術もなく、ホブス所長の執拗な拷問で心身ともにボロボロ。
心が折れそうになりながらもロットマイヤーに励まされながら頑張る姿が熱かったですね。
シュワルツェネッガーに励まされたらスタローンも頑張るしかねぇ。
一番大事なオチを公式がネタバレしたダメな宣伝
ホブス所長にねちねち拷問を受けながらも筋肉じゃなく頭脳でなんとか脱出口を探る二人。
そもそもこの刑務所ってどこにあるの?
この映画においてこの刑務所が一体どこにあってどんな構造になっているのかって、結構重大なオチだと思うのですが、
実は日本版の予告編では刑務所のネタバレを盛大にやらかしていました。
予告編で盛大に船だってことをばらしていたので、そこまでの驚きが生まれず…。
やっぱり公式がこういうことやっちゃいかんよ!!
ブレスリンとロットマイヤーの二人が身を削りながらなんとか見つけた突破口も、そもそも刑務所が海の上だから何もできねぇ!!!絶望だ!!!!という驚きが欲しかったのに…。
まとめ
まあ、公式が盛大にネタバレをかましていたことを差し引いても、そこそこ楽しめる映画だと思いましたよ。
流石に二人とも歳なので、すべて筋肉で強行突破するような景気のいい作品ではないですけどね。
シュワちゃん走るの辛そうやったし…。
もちろん主演二人の競演を目当てにレンタルしていただくのも全然オッケーな作品ですが、悪役ホブス所長を演じたジム・カヴィーゼルの存在感が見事でしたし、
何気に良いキャストをそろえてるところもポイント高いですよ。
ところどころ設定おかしいなんて気にしちゃだめですよ!
船に刑務所作るなんてコスパの面から考えたらそもそもおかしいんですから!!!
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