どうも、クラウンです(・∀・)
本国公開からなんと1年半遅れでの日本公開となりました。
ジャッキー・チェン主演、『ザ・フォーリナー/復讐者』を観てまいりました!
1年半遅れでもやらないよりはマシ。
でも、1年半遅れならもう劇場公開を諦めてとっととBlu-rayでの展開に切り替えて欲しいレベルの恐るべき遅さです。
ジャッキー主演作としては、昨年秋に公開された『ポリス・ストーリー REBORN』でも1年遅れでしたが、
それよりもさらに遅いということで、本国公開と日本公開の順番が逆転してしまいました😣😣
ジャッキースマイルは一体何処へ・・・
昨年公開の『ポリス・ストーリー REBORN』はポリス・ストーリーという名前がつきながら、実際のところはとんでもねえSF映画だった!
というスーパータイトル詐欺を仕掛けていたジャッキー・チェンですが(詐欺タイトルだったのは日本だけ)、
主演最新作はやっぱりジャッキーにSF要素はいらないなぁと思わせる作品でした。
しかし、そんなジャッキー作品ですが、いつものジャッキー映画とはどうも雰囲気が違う。
あれ?ジャッキー全然笑ってなくない?
ここのところのジャッキー・チェン主演作といえば、コミカル要素満載の作品が多く、
ジャッキー・チェンのスマイルが随所に光る作品が多いなぁと思っておりました。
『レイルロード・タイガー』や『カンフー・ヨガ』『スキップトレース』で、完全にふざけ倒したジャッキー映画が連発していましたし、
ジャッキー映画といえばこういう随所に笑いが起きるコミカルな作品が持ち味だよなぁと思っておりました。
そう思っていたんです。
そんなジャッキーから笑顔を奪うなんて、一体どんな監督なんだ…😰😰
その監督こそ、今作でジャッキーと共演するピアース・ブロスナン主演の007、『ゴールデンアイ』のメガホンを取ったマーティン・キャンベルその人ですね。
『ゴールデンアイ』は私はまだ観ていないのですが、ダニエル・クレイグボンドのデビュー作『カジノ・ロワイヤル』が非常に高い評価を得た他、
ライアン・レイノルズ主演の『グリーン・ランタン』を撮ったのもこの方ですね!(観てないのにネタにする人は回れ右どうぞ😊😊)
そんな本気度の高い監督が描くジャッキーは、娘をテロに巻き込まれて失い、その復讐をすべ手を捧ぐ男を演じます。
普段のニコニコ明るいジャッキーは年齢よりも若く見えるのですが、今作では悲壮感溢れる演技で、ジャッキーも結構な歳なんだなぁと感じさせます。
そして、その男の正体は元アメリカ特殊部隊の工作兵だったという、ある意味舐めてた男の正体が…の系譜の作品でした。
ピアース・ブロスナンはチャイニーズじじいなんて!と、軽くあしらっていましたが、
今度は自分が命を狙われてさあ大変!
あの手この手で追い詰める狂気のジャッキーと、何とかしてジャッキーを倒そうと奔走するピアース・ブロスナンの対決が見どころの作品です!
非常にシリアスな作品でして、全然明るくないので、本当に普段のジャッキー映画を楽しみにしている方はびっくりしてしまうかも知れません。
しかし、ハリウッドで活躍している監督作品ということもあり、ジャッキー主演映画としては近年で最もオススメできる作品です!
ジャッキー・チェンとピアース・ブロスナンという二大スターを起用すればここまで完成度の高い作品が作れるという証明にもなりましたし、
ジャッキー・チェンにとってはこの歳で新境地開拓となった作品ではないでしょうか(・∀・)
是非ともハリウッドでの製作映画でジャッキー・チェンを主演で起用する作品が増えるといいですね😆
そして、ピアース・ブロスナンも最近はアクション映画はめっきり減った気はしますが、こういったシリアス寄りの作品が似合う俳優ですね。
007のような大作に主演するのはもう厳しいのかもしれませんが、こういった硬派で上質な作品にどんどん出演して欲しいです!
長いこと公開を待ち続けていた甲斐のある作品でした(・∀・)
満足度★★★★
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