どうも、クラウンです(・∀・)
本日紹介する作品はこちら!!
イーサン・ホーク主演のサスペンス映画『リグレッション』です💁♂️💁♂️
製作本国のスペインやカナダでは2015年秋には公開されていましたが、日本ではなかなか公開されないどころか円盤化もされず。
結局3年遅れの2018年秋に劇場公開されていました😂
3年も遅れて公開するぐらいやったらとっととレンタルとか円盤化とかしてくれよ😂😂
※この感想記事はストーリーについてのネタバレを含みます。
作品情報
【2015年作品】 R15+
【上映時間】106分
【原題】Regression
【ジャンル】サスペンス
【製作国】スペイン/カナダ
監督・キャスト
【監督】
アレハンドロ・アメナーバス『アザーズ』
【出演】
イーサン・ホーク『リミット・オブ・アサシン』『プリデスティネーション』
エマ・ワトソン『美女と野獣』『ハリー・ポッター』シリーズ
デヴィッド・シューリス『ワンダーウーマン』『ハリー・ポッター』シリーズ
ロテール・ブリュトー
作品解説・あらすじ
「アザーズ」「海を飛ぶ夢」で知られる名匠アレハンドロ・アメナーバルが、「アレクサンドリア」以来6年ぶりに手がけた長編監督作で、「6才のボクが大人になるまで。」のイーサン・ホークと、「美女と野獣」のエマ・ワトソンが共演。1980~90年代初頭のアメリカで、悪魔崇拝者による儀式が次々と告発され、人々が不安にかられて社会問題となった騒動に着想を得て生み出されたサスペンス。90年、アメリカ・ミネソタ。刑事のブルース・ケナーは、父親の虐待を告発した少女アンジェラの事件を取り調べることになるが、当のアンジェラも訴えられた父親も、どこか記憶が曖昧だった。著名な心理学者に協力を仰いで真相究明を進めるケナーは、アンジェラたちの記憶をたどっていくうちに、事件が単なる家庭内暴力ではないことに気づき、町の各所で起こっているほかの事件との関連を調べ始める。やがてケナーは、町に秘められた恐ろしい闇に迫っていく。
映画.com
『リグレッション』の感想
エマ・ワトソンの可愛さ絶頂期!でも内容は?
もちろん目当てはイーサン・ホークなのですが、
今作にはエマ・ワトソンも主演級で出演しています。
初登場シーンはあまりに可愛くて、あまりに美しくて、直視出来なかったですよ😂😂
ハリー・ポッターのちびっ子ハーマイオニーもいつしかこんなに美しくなっちゃって😂😂
凄いですよね。こうやってまんまストレートに美しく成長するって。
でもこの映画はエマ・ワトソンは確かに可愛くて美しいけれど、
決してそれを楽しみに観る映画ではありません。
というか内容が重すぎてパンチ効いてて、エマ・ワトソン可愛い〜なんてとても言っていられなくなりますよ😂😂
記憶が本当に正しいとは限らない
色々と調べていくと、この作品で描かれている話はある種実話、ある種創作と言えるかもしれません。
1980~1990年代に悪魔崇拝者による儀式の被害が多数寄せられていたそうですが、
捜査しても全然その証拠が掴めない。
なんなら、結局そんな事件ありませんでしたー!なんてことが頻発していたそう。
この作品はその出来事に着想を得て製作されています。
ですので、ある種実話的であると言えるでしょう。
みんな思い込みでそんな事件があたかもあるかのように思ってしまっていたのです。
そしてこの映画、イーサン・ホーク演じる主人公のブルース・ケナー刑事が、
エマ・ワトソン演じるアンジェラの「父から性的暴行を受けた」という話を調査するところから始まります。
なんだかそれだけでも胸糞悪そう〜な映画ですよね😥😥
父親に聞いても「やったと思うけど記憶がない」なんて意味不明な供述です。
これって一体どうなってんの???
そこで登場したのが当時行われていた”退行催眠”なる科学技術です🙋♂️
平たく言えば催眠にかけるから記憶を呼び覚ましてね!ってシロモノですね。
当時はこの科学技術が信じられていたようです🤔
警察も退行催眠で得た供述を元に捜査を進めたりするわけなのですが、
その記憶、本当に正しいんですか??
これこそがこの映画最大のテーマです!
あなたが信じているその記憶、本当に正しい記憶なんですか??
私は80~90年代当時のこういった集団心理的なパニックについて、この作品を観るまで全く知りませんでした。
が、調べれば調べるほどなかなかに恐ろしいものを感じますね😥
要は思い込みなんですよね。
この映画の場合は「アンジェラが父から性的暴行を受けた」という大前提の元に物語が繰り広げられています。
当の本人である父はそれを記憶していないが「やった」と言っていますし、
調べる刑事側も「父が性的暴行した」という前提の元で捜査を進めます。
そして、映画を観ている私達だって、その前提で観てるわけです。
記憶を引き出すために登場した”退行催眠”という科学技術。
これは結局のところ記憶を引き出すのには成功しました。
が、引き出されたその記憶は思い込みによって形成された嘘の記憶だったわけです!!
物語は引き出された記憶を元に、悪魔崇拝的儀式が出てきて、
それを元に捜査を進める刑事はいつしか悪魔崇拝的儀式の夢を見たりしています。
でも、なんてことの無い話。
全部、全部思い込みでーす🙋♂️🙋♂️
誰かに見張られている気がするなんて言っても、それも全部思い込みです🙋♂️
思い込みって何よりも恐ろしいんです。
当時”退行催眠”が正しい科学とされて、それが信じられてきたのも、ある意味思い込みなのかもしれません。
この思い込みの怖いところは、何もこういった出来事が起こっていた当時だけの問題ではないんです。
今、この現代で、誰にでも起こりうること。
思い込みは視野を狭めますし、本当に存在する真実を見ることが出来なくなってしまう。
そういった恐ろしさがありますよね。
それが当時は悪魔崇拝的儀式の被害にあってるなんていう、本当はそんなことないのにそういう思い込みで大問題化してしまった出来事もあるわけです🤔🤔
感想まとめ
今回は色々と当時のことを調べながら、自分の心に整理をつけながら感想記事を書いたので、
めちゃくちゃ分かりにくい紹介記事になってしまったなと反省するところです😂😂
もしかすると、この映画で語られる年代に実際にあった悪魔崇拝的儀式の話や、
その当時の集団心理的なパニックについてよくご存知の方にはパンチの薄い映画になっているかも知れません。
“退行催眠”や”思い込み”をテーマに、ある種その当時あった出来事をそのままなぞっているだけのような映画でもありますので、
知ってる方には新鮮味の薄い話ですが、
私のようによく知らない人からするとなかなかのパンチのある作品でした。
真面目な役が似合うイーサン・ホークはハマり役と言うべき役どころでしたし、
エマ・ワトソンとデヴィッド・シューリスにとっては『ハリー・ポッター』シリーズ以来の共演作になっていてふふっとなったりもします。
決して捨ておくべき作品ではありません🙆♂️🙆♂️
オチが弱いなんて言われがちですが、筆者的にはなかなかのパンチのある作品でしたので、
ちょっと観る人は選びそうですが、オススメしたい作品ですよ🙆♂️
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