映画『サラリーマン・バトル・ロワイアル』感想:悪趣味さにジェームズ・ガンの魂を感じる一作

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こんなサラリーマン生活は嫌だ!!

2016年作品 88分
原題:The Belko Experiment
ジャンル:サスペンス
製作国:アメリカ/コロンビア
監督:グレッグ・マクリーン
出演:ジョン・ギャラガー Jr、トニー・ゴールドウィン、ジョン・C・マッギンレー、ショーン・ガン、マイケル・ルーカー、他


あらすじ
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン監督による脚本をもとに、「ダークネス」のグレッグ・マクリーン監督がメガホンをとり、オフィスビルに閉じ込められた会社員たちが壮絶な殺し合いを繰り広げる姿を描いたサバイバルアクション。コロンビアのベルコ・インダストリーズに、いつも通り出社してきた80人の社員たち。業務がはじまった矢先、オフィス内に「8時間後にほぼ全員が死ぬ。30分以内に同僚2人を殺せば生き残る確率があがる」という衝撃的なアナウンスが流れる。社員たちは慌ててビルから逃げ出そうとするが、全ての窓が頑丈なシャッターで閉ざされてしまう。戸惑う彼らに、タイムリミットの30分が迫り……。出演は「10 クローバーフィールド・レーン」のジョン・ギャラガー・Jr.、「ダイバージェント」のトニー・ゴールドウィン、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのマイケル・ルーカー。
<映画.com>

オススメ度★★★

過去の発言から、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーでMCUに多大な貢献をしたジェームズ・ガン監督はシリーズから降ろされることとなってしまいました。
そしてそんなガン監督をスカウトしたのは同じくコミック社のDCコミックスでした。
スーサイド・スクワッド2の監督として迎えるべく交渉中です。
そんな、暇をしていればどこからか必ず声がかかる男、ジェームズ・ガン。
そんな彼が製作・脚本を務めた日本未公開の隠れた良作がこちら!
その名も、サラリーマン・バトル・ロワイアル!!
なんちゅう邦題や(´・ω・)


本作は本来のジェームズ・ガン作品のような、嫌らしく悪趣味なグロ描写が特徴ですが、
映画の内容自体はいたってシンプル。
会社に閉じ込められた80人で今から殺し合いをしてもらいまーす!(・∀・)
生き残りたければ殺してね~(・∀・)
本当に、平たく平たく言えばそんな映画。
あまりに突然のことでみんな呆然としてしまうが、頭に埋め込まれたIDチップを爆破されて何人か殺されるとさあ大変!
パニック、パニック、パニックの連続であります(・∀・)


ジェームズ・ガン製作ということもあり、マイケル・ルーカーが出演。
ジェームズ・ガンの弟、ショーン・ガンも出演。
ガーディアンズ組がジェームズ・ガンに引っ張られる形で出演しておりました。
その他にはよくみる顔ぶれは少ない低予算映画ではありますが、こういう映画はキャストが豪華である必要はないかも知れません。
大体こういう殺しあう映画は有名キャストがいれば生き残りそうって予想できますしね笑


物語上、大事な役割を担うキャラなのかと思いきや、あっさり死んでしまったり、
終盤になればなるほど駆け足で進んでいって、
そう言えばこれ誰が何のために殺し合いさせてるんだ?って疑問すら感じさせないようなスピード感でストーリーが進んでいきましたね。
バトル・ロワイアルということで、もっと全員に殺すチャンスがあるのかと思いきや、
武器庫を確保した凶悪上司軍団が強すぎて、なんて卑怯な奴らなんだwという印象が強すぎました。
こんな上司は絶対に嫌だ!!
何というブラック企業だ!!
続編を匂わす終わり方でしたが、果たして…。
この手の作品は制作費が安いので、作ろうと思えばさらっと作れそうな気もしますな。
続編となったらガン氏はスタッフとして残ってほしいなぁ…。

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この記事を書いた人

人生に映画とラーメンを、をテーマに、休日はほとんどインドア趣味に勤しむ関西出身のしがない社会人。
最近カメラ趣味に目覚めてちょこっとアウトドアになりかけです。

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