映画『藁の楯』感想:懸賞金10億円の凶悪犯を護送せよ!

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藤原竜也がクズ役しかオファー来ないんですよって言ってたのはこの作品からかな?

2013年作品 125分
ジャンル:アクション/サスペンス
製作国:日本
監督:三池崇史
出演:大沢たかお、松嶋菜々子、岸谷五朗、伊武雅刀、藤原竜也、山崎努、他


あらすじ
 木内一裕の同名小説を「十三人の刺客」「悪の教典」の三池崇史監督、「ストロベリーナイト」の大沢たかお主演で映画化したエンタテインメント・サスペンス・アクション大作。孫娘を殺された富豪によってその首に10億円の懸賞金がかけられた凶悪犯を福岡から東京へと護送することになった5人のSPと刑事たちが、全国民を敵に回して繰り広げる孤独な戦いと葛藤の行方をスリリングに描き出す。共演は松嶋菜々子、岸谷五朗、藤原竜也、山崎努。
 日本の財界を牛耳る大物・蜷川隆興の孫娘が惨殺された。容疑者は8年前にも少女を殺害し、釈放されたばかりの清丸国秀。警察の懸命の捜査が続く中、全国紙に“清丸を殺害すれば10億円を支払う”との蜷川による全面広告が掲載される。日本中がにわかに色めき立ち、観念した清丸は潜伏先から福岡県警に自首することに。さっそく清丸を警視庁に移送するため、SPの銘苅一基をリーダーとする5人の精鋭が集められる。タイムリミットは送検までの48時間。だがその行く手には、ありとあらゆる所に潜み、“クズ”を仕留めて10億円をいただこうと殺気立つ日本全国民が待ち構えていた。
<allcinema>

オススメ度★★★

大事な大事な孫を殺したクズ野郎を殺してくれたら10億円払いまーす!
なんて言われたら私も喜んで飛びつきそう。
そんな国民達に命を狙われる超ド級のクズ役に藤原竜也がキャスティングされました。
藤原竜也の経歴って、バトルロワイヤルだったりデスノートだったりカイジだったり、
なかなか強烈な訳が多いですよね。
そんな藤原竜也がやたらクズ役のオファーが来るって言っていたのはこの作品に出てからぐらいでしょうか。
清々しいまでのクズ役でしたので、確かにこれならクズ役のオファーも増えそうだ…。
何よりもクズ役を演じる藤原竜也が楽しそうなところがいいですね笑

動くものすべてを疑え!!味方ですら信用してはならない!

そんなクズみたいな人間を裁判にかけるために日本横断で大護送!
でも懸賞金10億もかけられてるのでとにかくこんなクズでもなんとか守らなきゃならん!
クズにも要人警護のSPを付けましょうということで、クズのために命をかけるという頭の痛ーいお仕事映画です。
SPと言えば岡田准一主演でドラマ・映画をやっていた印象が強いですが、
要人を守るために命懸けなんですよね。
その相手がたとえどんなにクズでも守りきらねばならぬというのは辛いものです。

次々に襲い来る刺客達。
もちろん一般人なので下手に攻撃できないってのがなかなか悶々とします笑
ですが、本当の敵は一般人だけではない!
10億円もらえるとなると警察官であろうが医者であろうがヤクザであろうが、
あの手この手で襲い掛かってきます。
アクションシーンはなかなかの迫力がある作品ですし、
圧倒的に人員が足りてない中で、守る価値なき要人を守った先には何があるのかと葛藤するSP達の姿には考えさせられるものがあります。
そう、本当に守るべき意味なんてあるのでしょうか。

ラストシーンで藤原竜也が放つ「どうせ死刑になるならもっと殺しておけばよかった」というセリフが、
今まで必死で彼を守ってきたSPの命がけの行動を無にするクズっぷりでした。
本当に藤原竜也はこの作品のインパクトが強すぎてクズ役オファーされまくるのも納得ですけ。
藤原竜也の怪演がとにかく光る作品ですので是非とも!

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この記事を書いた人

人生に映画とラーメンを、をテーマに、休日はほとんどインドア趣味に勤しむ関西出身のしがない社会人。
最近カメラ趣味に目覚めてちょこっとアウトドアになりかけです。

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