2014年作品 100分
原題:The Lego Movie
ジャンル:アニメーション/コメディ
製作国:アメリカ
監督:フィル・ロード&クリストファー・ミラー(21ジャンプストリート)
出演
クリス・プラット(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、ジュラシック・ワールド)
ウィル・フィレル(パパVS新しいパパ)
エリザベス・バンクス(パワーレンジャー)
ウィル・アーネット(ミュータント・タートルズ)
ニック・オファーマン(ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ)
あらすじ
「くもりときどきミートボール」「21ジャンプストリート」のフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督が、世界的に人気を集める玩具“レゴブロック”を使って描く長編3Dアニメーション。レゴブロックの世界を舞台に、ひょんなことから突然世界を救う大役を任されてしまった平凡なミニフィギュアの青年エメットが、バットマンらスーパーヒーローの助けを借りながら巨大な悪に立ち向かっていく姿をコミカルに描く。声の出演はクリス・プラット、ウィル・フェレル、エリザベス・バンクス、ウィル・アーネット、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン。
そこはすべてがレゴでできたレゴワールド。ごく平凡な青年工員エメット。いつもルールをきちんと守り、仕事場でも決められた作業を黙々とこなすだけの平和で退屈な日々を送っていた。ところがある日、何を間違えたかエメットは伝説のヒーローと勘違いされてしまう。そして、おしごと大王の邪悪な企みを阻止する救世主として、ワイルドガールやバットマンたち個性あふれるヒーロー集団と共に、危険な大冒険へ繰り出すハメになるエメットだったが…。
<allcinema>
まるでストップモーションアニメなGCアニメ大傑作!
どうも、クラウンです^^
先週末に5年ぶりの続編『LEGO®ムービー2』が公開されました。
2を観るなら1も観ようということで、劇場鑑賞以来久しぶりの鑑賞となりました。
5年前に劇場鑑賞したときは終盤の展開で思わず涙したのを思い出します。
一見ストップモーションを駆使したアニメーション作品に観えますが、実は全編フルCGアニメでした。
いやはや、最近のCG技術には本当に驚かされますね。
フルCGと聞いてから観ても、いやこれやっぱりストップモーションじゃないの?と錯覚してしまうような部分があります。
キャラクター達はもちろん、何から何までレゴで表現されており、波打つ海までがすべてレゴで表現されているのを観た時には、
これCGの技術担当大変だっただろうなぁと思いましたね。
本当に細かくて素晴らしい仕事です。
レゴに触れて育ったすべての人に贈る
レゴがテーマのアニメーション作品ということで、現役でレゴで遊んでいるキッズ世代が観て面白い作品であることは間違いないと思います。
しかし、キッズ世代だけでなく、レゴに触れ、レゴで遊んだことがあるすべての世代に向けた作品でもありましたね。
そもそもレゴというのは、人それぞれが自由な発想のもとになんだって作ることができるものですよね。
ですが、この作品のレゴ世界のおしごと大王はそんなレゴをスパボン(いわゆる接着剤)で固めてしまおうと企みます。
このおしごと大王の正体こそがこの作品の味噌なわけですが、
実は主人公たちが生きて暮らしている世界というのは、人間がレゴで作り上げた世界だったのですね。
主人公のエメットはいわゆる上の世界(人間界)で遊ぶ子供を見たことで、自分たちが生きている世界が作られた世界だと知るわけです。
今まで生きてきた世界は人間が作り、遊んできた世界だと。
そして、その世界を作り、スパボンで全てを固めてしまおうとするおしごと大王の正体こそ、この世界の創造者であり、レゴで遊ぶ子供の父親でした。
レゴの世界観で贈る全編フルCGのアニメーション作品だと思っていましたので、唐突に実写世界とリンクしたのは初見時には結構驚きましたね。
まさか、レゴ世界の出来事はすべて人間が作って遊んできた世界だといきなり衝撃的なタネ明かしでした。
自分が作り上げてきた完璧なレゴ作品を子供に壊されたくない父親。
しかし、彼もまた、かつては自由な発想でレゴを楽しむ少年でした。
そんな父と子がレゴを通じて心を通わす、超ハートフルな展開には思わず涙を禁じえません。
親世代はこれかなり刺さるではないでしょうか。
レゴの楽しみ方は人それぞれだって気付かせてくれますね。
まとめ
フィル・ロード&クリス・ミラー監督コンビの絶妙な緩急をつけたテンポの良い展開でキッズ層も大人層も飽きずに楽しめるのではないかと思います。
メインキャラにDCコミックスのバットマンがいるほか、同じくDCコミックスのジャスティス・リーグのメンバーが勢ぞろいしていますし、
その他のワーナー系のキャラクターがゲスト出演しているところも、去年の『レディ・プレイヤー1』のように、出てくるキャラクターを探すだけでも楽しい作品でした。
レゴで遊ぶ子供を持つ親世代の方には是非ともこの作品を観て、自由な発想でレゴと向き合う子供たちを温かく見守っていただきたいですね(・∀・)
オススメ度★★★★☆
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