映画『レベル15』感想:絶対面白くなるはずの題材なのに…

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2014年作品 82分

原題:He Who Dare

ジャンル:アクション/サスペンス

製作国:イギリス

監督:ポール・タンター

出演

トム・ベネディクト・ナイト

サイモン・フィリップス

クリスティーナ・ベラヴィーヤ

ユアン・ロス

ザラン・フィシアン

 

あらすじ

クリスマス・イブのロンドン。SAS≪英国特殊部隊≫に所属するクリスは、恋人と唯一の休暇を楽しんでいた。しかし、若者達で集う街のクラブが謎の武装集団に襲われ、多数の人質が取られたとの緊急連絡が入る。何と、人質の中に、首相の娘が・・・。やがて、ビルの地下を占拠したテロリスト達は、無差別殺人を繰り返しながら、階下へ潜り込んでいった。現場に送り込まれた11名のSASは、人質救出に動き出すが、各階ごとに、仕掛けられた罠≪トラップ≫が、SASの行く手を阻んでいく―。新しい正義を掲げ、国民同盟と名乗るテロリストの真の目的とは?地下15階の巨大密閉空間で繰り広げられる、SASとテロリストの大攻防戦の結末は・・・いま、首相の娘の運命は、SAS≪英国特殊部隊≫に委ねられた!!

この題材で面白くないという逆にすごい作品

どうも、クラウンです(・∀・)

早くも4年も前になりますが、日本では<未体験ゾーンの映画たち2015>にて上映されていた作品です。

この<未体験ゾーンの映画たち>は、かなりニッチなところを攻めているイベントでして、まあ普通に考えりゃ日本で公開なんてされないよな~というレベルの映画たちを、

あえて映画館で上映してくれる、コアなファンにとってはとても嬉しいイベントです😆😆

ただし、本当にニッチなところを攻めているので、あまりにも内容があんまりすぎて残念な思いをすることもあります。

私は厳選に厳選を重ね、この作品ならきっと面白い!という作品しか攻めていなかったので、イベント中に毎年1本か2本ぐらいしか観に行かなかったですね。

そういえばここ数年は行ってすらいないな…😥

 

そんなイベントでの日本公開となっていたうちの一本がこの作品!

そういえばこんな映画もあったなということで観てみました。

〇〇階に犯罪者が立てこもった!

よし!特殊部隊が助けに行くぞ!

そんなプロットの本作。

あの『ザ・レイド』や『ジャッジ・ドレッド』といった名作の系譜ですね。

つまりは、この題材で面白くない映画なんて作れるのか?というお話です。

実際この2本はかなり面白いので、本作もどこまで迫れるかと言うところだったのですが、

必要な建物設計図は立てこもりの前週に役場の火災で焼失したとか、どれだけ都合がいい火災なんだ笑

そんなアホな!な脚本が連続ですよ。

ところでこの作品は、イギリスの特殊部隊のSASが救助に向かうストーリーなのですが、本当に特殊部隊ですか?ってぐらいのお粗末さでした。

結構な頻度で凶悪犯に後ろを取られてるし、絶対に気付かれるなよと言ってたのに作戦開始早々に敵にバレてます。え?そんなナチュラルにばれてていいの?というレベル。

そして、銃撃戦では大体殺し損ねて追いかけっこしてますよ。

本当に毎回では?ってぐらい弾が当たらない。

一体どんな訓練を受けた上での特殊部隊なんだ…。

下手すりゃ近所のおっさんが撃ってももうちょっと当たるんじゃないの?というレベルの当たらなさ。

ここまで来ると、頼りになる特殊部隊のはずなのに全然特殊部隊に見えないんですよ。緊張感が全然ないですよ…。

この映画、SASから怒られませんかね…。

かといって、犯人役にも特に好感が持てるわけでもないですし、

人質にされてる大統領の娘もアホのアホなので、もうなんなら助けなくてもいいような…とまで思ってしまいます。

名作になるべきこの手の題材で、なんでこんなあべこべな作品が生まれてしまったのか。

たった82分という手頃すぎる手頃な作品なのに、もったいない時間だったなぁとしか思えない残念な作品でした🤔🤔

オススメ度☆

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この記事を書いた人

人生に映画とラーメンを、をテーマに、休日はほとんどインドア趣味に勤しむ関西出身のしがない社会人。
最近カメラ趣味に目覚めてちょこっとアウトドアになりかけです。

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